【対策】膝が痛む人のための便利グッズ

畳の上で長時間同じ姿勢を続ける競技かるたでは、意外と体が痛むことがあります。

特に膝が痛くなるというのは一番多い悩みです。

↑競技かるたの試合ではこのように手と足で体を支える構えをしますが、手は札が詠まれたら瞬時に動かさないといけないですし、遠い札を取るためには重心を後ろではなく前に置いていなければならないので、どうしても体重の多くが両膝にかかります。

柔道畳(本物のいぐさではなく人口素材)の場合はクッション性が比較的優れているのでそこまで膝が痛くなることはありませんが、本物(?)の畳の場合は何試合も続けていると膝が痛くなってきます。

特に仮設の畳の場合はダメージが大きい気がします。一部の大会ではもともと和室ではない部屋に仮設の畳を敷いて試合をすることがありますが、厚さが足りなかったり固い畳の場合はかなり膝が痛くなります。

膝を痛めると試合に集中できなくなりますので、選手たちはみなそれぞれ工夫して対策しています。

今回は膝を守るためにかるた選手がよく使うグッズをご紹介します!

 

(1)膝の下にタオル

これは最も簡便な方法と言えるでしょう。

普段構えている姿勢で、膝の下の部分に長めのタオルを敷くことで膝へのダメージを軽減させます。

この方法の欠点の1つはそこまで効果が強くないということです。もちろんタオルの厚さにもよりますが、タオルを敷いているだけなのでもともと膝を痛めている人には十分ではありません。あくまでも痛くならないように予防するくらいの感じでしょうか。

もう1つは敷いているタオルの下に札が入ってしまうことです。どちらかというとこのデメリットの方が大きい気がします。

かるたの大会では(特に1、2回戦)かなり試合数が多く、前後左右近い場所で他の人が試合をしています。当然周りから札が飛んでくることもありますので、タオルを敷いているとその下に札が入ってしまい、いちいちタオルをめくって札を渡してあげないといけないことになります。

(2)座布団

タオル同様、膝の下に敷くことで文字通りクッション性を与えます。

こちらはタオルと比べるとかなりクッション性が高まるので、極論を言えばフローリングの上くらい固いところでも膝が痛くなることはなくなるでしょう。

座布団を使うデメリットはまず持っていくのが面倒ということに尽きるでしょう

座布団1枚は重さとしてはそれほどでもありませんが、かさが結構あるので邪魔になります。

また、座布団を使うと構えている高さが変わるので普段から使ってその感覚に慣れていないと若干取りにくく感じると思います。

タオル同様に下に札が入ってしまうのもストレスになります。

あと、ほとんどの人は気にしないとは思いますが初心者や格下の選手が年長者と試合をするときに座布団を使うと場合によっては失礼だととらえられてしまうこともあるので気を付けましょう。

(3)サポーター

これもかなり浸透しているグッズだと思います

ジャージの上からつける流派の人もいますが、ジャージの下につけている人も多いので、パッと見では分かりませんが、かなり多くの選手が使っているのではないでしょうか。(2割くらいの選手は使っている印象)

サポーターは膝を保護する効果も高いですし、持ち運びも簡単な上、下に札が入ってしまうなど余計なストレスを感じることはありません。

サポーターの唯一(?)の難点は膝に身に着けるため、もともと動きの多いタイプの選手だと動きにくく感じる可能性があるということです。ただ、普段の練習の中でその感覚に慣れていけば全く問題なく扱えるようにはなると思います。

 

その他のグッズは?

膝の痛みを抑える道具としては正座椅子というものがありますが、これを試合中に使っている人はほとんど見たことがありません。(1度だけ練習会でみたことがありますが)

(↑引用:Yahoo!ショッピング

さすがに大がかりですし、固いものを置いていると他の人がぶつかったりした時に怪我をする恐れがあるのでやめておいたほうがいいでしょう。

↓このキノコ椅子くらいなら良さそうな気もしますが、まあ恥ずかしいでしょうね…

(引用:楽天市場

 

 

ということで今回は膝を守るグッズを紹介しました。

おすすめはサポーターですが、使い心地が苦手という人はタオルを敷く方法がいいと思います。膝を痛めないようにして、気持ちよくかるたを取りましょう~!