かるたの練習にモチベーションが上がらない時
こんにちは、「競技かるた道場なにわづに」管理人の蜂丸です!
突然ですが、皆さんは「今日はかるたの練習したくないな〜。」とやる気が出ないということはありますか?
全くそんな経験はない!という方は読み飛ばしてもらってOKです笑
(うらやましい限りです…)
自分は大会が目前にない時や、調子が悪い時、暑くなってきた時期はついやる気がなくなってしまいます。
そこで今回は競技かるたの練習に対してモチベーションが上がらない時の対策などについてまとめてみました。
やる気が出なくなった時に思い出してみてくださいね!
やる気が出ない…、それは誰しもが通る道!
「好きだったから始めた競技かるたなのに、今はやる気が起きない…。自分は好きなことも満足に続けることのできないダメな人間なんだ。」
そんな風に考えてはいけません!
どんなに好きなことでも続けていれば、必ず気持ちが乗らない時が来るものです。
大好きなお寿司や焼肉でも毎日続けて食べていたら必ず飽きるというのと同じです。
まずはやる気が出ない自分を否定せずに受け止めることから始めましょう。
なぜやる気が出ないのか?
競技かるたの練習でやる気が出ない理由には色々あると思いますが、思いつく限りであげてみました↓
- 体調が悪い、寝不足など
- 成長が実感できていない
- マンネリ化してしまっている
- 他にやらないといけないことがある
- もともと興味がなかった
それぞれについて詳しくみていきますね。
(1)体調が悪い、寝不足など
好きなことをするとは言っても、体調が悪い時や寝不足の時はやる気は起きてくれません。
やる気が出ないのが自分の精神的な甘えから来るものだと思っていても、実は身体からのSOSであることも少なくありません。
体調が悪いという自覚がなくても、最近忙しかったという人やよく寝れていないという人は身体が原因かもしれません。
体調不良の可能性がある場合は無理せず、練習を休んで休養して様子をみてみましょう。
(2)成長が実感できていない
モチベーションが上がらない原因として最も多いのがこれなんだろうなと思います。
やはり成長して実力を上げることを目的に練習している人がほとんどなので、その中で成長が実感できないというのは非常に辛いことだと思います。
まず成長が実感できていない人が考えなければいけない点は2つです↓
努力が結果に結びつくまでは時間がかかる
競技かるたを初めて最初の頃は何をやっていても、日々成長が実感できていたと思います。
しかし、どんな人でも必ずどこかの時点で壁にぶつかります。
でもその壁は成長するためのチャンスでもあります。
成長が止まるというのはその人が向き合わないといけない課題に到達した、ということでもあり、その課題を見事克服できれば次のレベルに上がることができるからです。
そのため、ある程度の期間成長が止まるのは仕方ない、というか当然のことなので全く気にすることではないと心に留めておくといいと思います。
また、努力したからと言ってすぐに結果に結びつくわけでもありません。
一所懸命払いの練習をしても、すぐに試合中に良い払いは出来ませんよね。
でも、しっかりと練習していればいつの日か試合の中で成長を実感できるようになるものです。
努力の方向性が間違っているという可能性
ただし、努力をしていても必ず報われるわけではありません。
努力は正しい方向に十分な量をこなして初めて実力になるのです。
間違った方に努力をしていると、せっかく努力しているのにいつまで経っても伸びず、最終的には競技かるたを嫌いになってしまうという事になりかねません。
でも自分の努力の方向性が合っているのか間違っているのか自分で評価するのは非常に難しい事だと思います。
そこであくまでも目安ではありますが、競技かるたを始めて1年〜数年、C級D級くらいのレベルであれば数ヶ月程度は努力が成長に結びつくまでに必要なタイムラグ、逆に半年〜1年以上伸び悩んでいるようであればそれは努力の方向性が間違っている可能性が高いです。
実力が上の選手、始めてからの期間がより長い選手ではその分成長にかかる期間は長くなる傾向にあります。
自分の伸び悩みの原因が結果になるまでのタイムラグなのか間違っている努力なのか、考えてみましょう。
そして、努力の方向が間違っているかもしれない場合は素直に認め、周囲の指導者に意見を仰ぐと良いでしょう。
マンネリ化してしまっている
ある程度長くかるたをしていると起きてしまう現象かもしれません。
かるたの試合というのは札の位置を覚えて、取っての繰り返し。
特に対戦相手が同じ人ばかりという環境ではマンネリ化してしまうのもある程度仕方ない部分ではあります。
ただ、そうした状態で義務的に練習していても強くなるとは思えません!
ではどうしたら良いのでしょうか。
他の練習会にも行ってみる
住んでいる地域に他の練習会がないという人には難しいかもしれませんが、もし他のかるた会、大学の練習会などに参加できる環境にある人はぜひ行ってみると良いと思います。
会場も普段とは全然違いますし、対戦相手も取ったことのない相手になるでしょう。(また、外部からゲストで来た人にはそれなりに強い相手を組んでくれることも多い。)
日々の練習に文句を言う暇があったら出稽古に行きましょう。
色んなタイプの人と試合をすることは実力アップには必須ですし、新しい自分の課題が見つかって練習のモチベーションも上がること間違いなし、知り合いも増えます。
なお、最近は競技かるた人口の増加に伴って他の所属会の人をお断りしている練習会もありますし、練習会によって雰囲気やレベルなど様々ですので、迷惑にならないように必ずあらかじめ連絡をしてから行くようにしましょう。
何か自分の中で目標を決めて取り組む
毎回毎回同じ相手と、特に考えもなく試合をしていたら単調になってきてモチベーションがあがらないのも無理ありません。
そこで、練習試合で何かしらの目標を立ててみてはいかがでしょうか?
「相手陣の1字決まり全部取る」や「今日はあきのを絶対に取ろう」などです。
何も考えずに試合をするよりも目標を立てた方がやり甲斐がありますし、自分の成長にもつながると思いますよ。
他にやらないといけないことがある
モチベーションが上がらない理由として、かるたの他にやらないといけないことがあって集中できていないと言う理由もあげられます。
学校の勉強や大学のレポート、仕事などなど。
そうした他の悩みがあると、どうしても試合にのめりこめず、やる気も上がってきません。
そんなときはまずタスクをしっかりと終わらせる、あるいは時間を区切ってメリハリをつけてかるたの練習をしていきましょう。
もともと興味がなかった
このサイトを読んでくださっている方の中にはほとんどいないと思いますが、もともと競技かるたにそこまで興味がなかったと言う人について。
友達に勧誘されたから始めた、なんとなく始めたと言う人はもともとそこまで興味がなかった可能性もあります。
そうした人で、これまで競技かるたをしていてドキドキしたりワクワクした経験のないと言う人はもともと興味がなかった可能性があります。
限りある人生の時間で興味のない趣味を続けていく時間はとても勿体無いです。
またかるたは対戦相手がいる競技なので、ずっと気持ちの入らないまま続けていくのは対戦相手、また指導者の方に失礼とも言えます。
残念ですが、他の趣味を探してみた方が良いでしょう。
ただ、モチベーションの上がらないときは「自分は本当はかるたを好きじゃないのかもしれない。」とネガティブに考えてしまいがちです。
今までのかるた生活を振り返ってみて、楽しかった時期があるならば、それは今の気持ちの浮き沈みなのかもしれません。
焦って判断しないようにしてくださいね!
まとめ
今回は競技かるたの練習にモチベーションが上がらない人とその対策についてまとめてみました。
最初にも言ったようにやる気が出なくなるのは当然のことです。
その前提で自分のやる気が出ない理由と向き合って、続けていくことが大切なのです。
また、それぞれの項目では書きませんでしたが「一旦練習しない」というのも非常に効果的です。
少し間を空ければまたやる気が出るかもしれませんし、違った見方ができるようにもなります。
無理して続けて嫌になるくらいなら一旦休んでまた頑張る方が長い目で見てずっと成長できると思います。
常に休むと言う選択肢を持って気楽にやってみてはいかがでしょうか。