かるた専用読み上げ機「ありあけ」は高い?お買い得?
かるたの練習で、札と並んで大事な道具が自動読み上げ機です。
幸運にも練習会で読んでくれる人がいる場合は必要になりませんが、競技者が偶数で全員休みたくない場合、一人取りをする場合にはどうしても読み上げ機が必要になります。
読み上げ機の王道「ありあけ」
(株式会社 マウビック)
かるたの自動読み上げ機といえばコレです!
どこのかるた会にもたいていある、王道中の王道です。
「ありあけ」は競技かるたの読み上げに特化した機械で、ボタンを押すと百人一首の札がランダムに読まれるようになっています。
ちなみに名前は人一首30番「有明の つれなく見えし〜」
から来ているものと思われます。
ありあけの使い方
(株式会社 マウビック)
電源コードを取り付けて電源をつけたら起動します。(その時優雅な音楽が流れますが無視)
機械の上にある白いボタンかリモコンのボタン(①でも②でもいい)を押すと序歌が流れ始めるので試合開始。
その後もボタンを押すと下の句→次の上の句が流れます。
(細かい使い方や仕様はコチラを参照してください。)
CFカードを入れ替えると読手が変わります
機械の後ろ側にあるCFカードスロットにカードを入れるとその読手の読みになります。
カードを抜く際には横にある小さい黒いボタンを押すと抜けるようになるのですが、電源をOFFにしてから抜かないとデータが壊れることがあるそう。気をつけねば…。
音量は後ろにあるつまみで変える
機械の後ろ側にあるつまみを回すと音量が変わります。部屋の広さなどによって調節してください。
最大にすると結構大きい音量が出ます。
競技モードで手動で!
機械の上側に「動作選択」「モード選択」という滅多に使わない切り替えスイッチがありますが、基本触らなくてオッケーです。
動作は「手動」、モードは「競技」にしましょう。
動作を「自動」にすると上の句を読んだ後に読みが止まらず、自動で次の読みが始まってしまいます。
ありあけを使うメリット
ありあけを使うメリットはこんな感じです↓↓
- かるた協会公認なので安心感がある
- 一流の読手の読みが揃っている(CFカードを買い揃えれば)
- 競技用の正しい読み方、空白の取り方をしている
- 毎回違う順番にランダムに読んでくれる
- 音量の幅が大きい
- 音質もまあまあいい
- 使い方がシンプル
- リモコンで遠隔操作が可能(リモコン用モデルの場合)
- 見た目が木目でスタイリッシュ
一流の読手さんのデータを使っているので、読みはもちろん正確ですし、ちゃんと競技用の下の句→上の句の順番で読んでくれます。
普通に練習する上で不足はないと思います。
シンプルな機械なので乱雑に扱わなければかなり長く使えるのもメリットだと思います。
ありあけを使うデメリット
一方ありあけを使う上でのデメリットはどんなものがあるのでしょうか。。。
- リモコン付きは45000円、リモコンを使えないモデルでも39000円と結構高い
- 読手を増やすためのCFカードも1枚5650円もする
- リモコン&全読手付きにするとなんと90200円!
- そこそこ大きいのでかさばる
- 読む札を選択することはできない
- 重量は2kgと少し重い
とにかく高いのが最大のデメリットです。
練習会などで合同で購入する場合はそれほどでもないのですが、個人で買うとなるとそこそこの出費になってしまいます。
あとは、他の読み上げツールだと読む札を100枚全部ではなく、特定の札だけを選択しランダムに読むことができ、特殊な練習をするときには有用なのですが、これもありあけでは行えません。
【追記】ありあけ2が登場!
今回紹介した「ありあけ」のアプリバージョンとして、「ありあけ2」が登場しました!
詳しくは以下の記事をご覧ください。
http://karuta-doujou.com/practice/ariake2/